10代、20代と言えば肌がつやつやとし、ハリも十分にある年代です。
アンチエイジングという言葉とは無縁に思われる世代ですが、
顔のたるみが気になる人が増えているようです。
実際、10代、20代の顔のたるみは老化が原因ではなく、
「スマホたるみ」という言葉があるように、スマホが原因です。
スマホを使っている時、どんな姿勢になっているか
意識したことがあるでしょうか。
多くの人はスマホを使用している時は、首が前に傾き、
座っている場合は背中も丸くなっています。
首が前に傾くと、顔の下の部分に負担がかかり、全体的に
皮膚が下に引っ張られて垂れ下がったような状態になります。
このような状態が長く続けば、顔のたるみにつながることは明らかです。
また、スマホを触ったり見たりしている間は、顔の筋肉が
動いていないので、顔の筋肉が凝り固まり、肌の弾力や
ツヤが失われる原因となります。
さらに、目にも負担がかかるので、目元を乾燥させ、
たるみを引き起こします。
ですので、対策としては、スマホを使っている時に、
時々自分の体に意識を向けることです。
姿勢が悪くなっていないか、顔が凝り固まっていないかなどを
チェックすることで、顔のたるみにつながる要因を改善する
ことができます。
また、オイルやクリームを塗り顔をマッサージすると、
すでにたるんでしまった肌にも効果があるでしょう。
スマホ普及の弊害!?増えるスマホたるみ
携帯電話の普及は90年台の後半ごろから始まり、やがて主役はガラケーからスマホへと
変わっていきました。スマホの普及率は2012年の時点で3割にも届かないくらいでしたが、
2018年では8割近くまで増えており、生活になくてはならないアイテムとなっています。
それはSNSで友人や知人と常にやり取りが出来るようになったことや、時間が空いている
ときには音楽や動画を楽しむことが出来ること、そしてビジネスにも書類の作成や
スケジュールの管理などでスマホが使われているからです。
1日のうちにどれだけスマホを操作しているのかという調査では、10代では10時間以上と
答えた人が16%もいて、それに続く20代、30代も数時間以上の操作をする人がかなりの
割合でいます。傾向としては若い世代ほどスマホを長時間使用するという結果になって
いるわけで、生活が便利になる一方でスマホたるみという落とし穴もあります。
暇さえあれば猫背の状態でスマホを操作していたり、瞬きもせずに画面を見ていることで
重力の影響や血行不良のためにたるみが増えていくのです。
これをなんとかしたいのであれば、スマホを使う時間を抑えたり、正しい姿勢を
心がけることが必要です。